職場から、相棒を連れ帰った。

 

 こんにちは、ぶろっくです。

 

 今月末で、仕事に一区切りつけることになりました。

 新卒から三年半、飲食店の社員として働いていました。

 ツイッターでも、たくさんの方に反応していただいたみたいで。

 



 

 画面の向こうの人が転職する、というだけですけれど。

 こういうのもまた、新しい時代の温かい人間関係みが垣間見えて、いいですね。

 

 

 で、タイトルの話。

 相棒、というのは道具の話で。

 

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“ソムリエナイフ”

 

 新卒の頃に初任給で買った、仕事の相棒。1,000円くらいだったかなあ。

 初めての職場、ワインバルだったんですよね。

 職場にも共用のソムリエナイフが置いてあったんですけど、自分用が欲しくて。

 自宅でもワインの味の勉強をしたかったし、ね。

 

 一年くらいで、ワインの店からは離れることになるのですが。

 それからもちょっとしたカッターとして、またはビール瓶の栓抜きとして大活躍。

 

 

 本当はワインのお店を離れた時、自宅の趣味用にして良かったんですよね。

 でも、できなくて。

 仕事の道具として有用っていうのはあるのですけど、それ以上に、

 

“初心の象徴”

 

 なんですよね。

 

 

 初めての、自分専用の仕事道具。

 はじめの一年。汗も涙もプライドも染み込んだ、大切な一年の象徴。

 そういうものだから、ずっと手元において、仕事をしてきたんだなあと。

 

 そういえば、当時の上司にはまだ、退職の報告をしていないんですよね。

 おそらく噂で知っているのだろう……とは思いますけれど。

 色覚のハンデも、私の得意苦手も、私以上に頭を悩ませてくれた上司。

 まあ、嫌なところも山のようにある人でしたが、そこはそれとして。

 

 ……たまには連絡、とってみようかなあ。

 などと、最後の仕事から一夜明け、誕生日の区切りも迎え、思ったのでした。

 

 

ぶろっく