ラーメン屋のお兄さん。

 

 前職が、まあまあ終わりの遅い時間の職場だったのですよ。

 で、帰ってから毎日夕食を作るのも大変なので、外食に頼ってたんですね。

 それも自宅の最寄りまで帰るまで待てなくて(お腹がね)、職場の最寄りで食べてたんですわ。

 

 その頃よくお世話になってたラーメン屋がありました。

 なまり強めの真面目そうなお兄ちゃんが接客。メガネで笑顔の素敵な細身のお兄さんが調理。

 

 仕事をやめたときに、自宅から遠かったのもあって、「もうこの味をあじわうこともないのか……」と干渉に浸ったりもしました。

 ……まあ、最後に食べたときはTwitterでDMしながら、ぼーっと食べてましたけど。

 

 

 いや、なんの因果か……

 転職先の最寄りに、同じチェーンの店があるじゃないですか。

 やった!とばかりに飛びつき、「同じ味とまではいかないけど、懐かしいなあ」と思いながら、時々通ってたんですよね。

 

 んで、年が明けていつもどおり、そのラーメン屋に入って……

「いらっしゃいませ!」

 ん、今日の調理場のお兄さん、感じがいいな。

 よし、寒いしラーメンだ。熱々がいいぞ。

 

 出てきたラーメンをひとくち。

 

 ……。

 …………。

 ……おや、

 

 前の職場近くの店と、全く同じ味するぞ。

 

 ん。

 

 おんなじお兄さんおるやん!!!!!

 

 お兄さん、美味しいラーメンをいつもありがとう。

 いただきます。

 

 

(8/27 追記)

ぶろっく「お兄さん、前に〇〇店に」

お兄さん「ですよね!」

ぶろっく「ですよね!!!!!」